第19回日韓文化交流基金賞

日韓文化交流基金では、学術・文化分野の交流を通じて日韓両国の友好親善に寄与した韓国の方々の功績をたたえるため、1999年より「日韓文化交流基金賞」を設け、毎年表彰を行っています。19回目となる本年は、下記の3名に9月19日にソウルで開催された贈呈式にて、賞をお贈りしました。

 

 

 

 

 

 

 

【受賞者プロフィール】
李康民さん(漢陽大学校日本学科教授、日本学国際比較研究所所長)
 韓国を代表する日本関連学会の一つである韓国日本学会の会長等を歴任され、長きにわたって韓国における日本研究の発展・深化に貢献してこられました。また、日韓両国の有識者会議である「日韓・韓日文化交流会議」」(第3期)においては韓国側事務局長として、会議運営をはじめ、フォローアップ事業である日韓合同舞台芸術公演の実施(これまで6回開催)にも尽力される等、両国の文化芸術交流の促進、韓国における日本理解の増進にも大きく寄与されています。

朴承柱さん(大邱ハル代表)
 大学での講義と共に、学生、教員、日本人留学生らが参加する交流事業や中高生を対象とした日本文化講座等を幅広く実施し、大邱・慶尚北道地域における日韓交流、相互理解の促進に大きく貢献されてきました。代表を務める日韓交流センター「大邱ハル」は、多様な交流イベントの他、日本への留学希望者へのアドバイス、日本人観光客ならびに在留邦人への諸情報の提供を行う等、同地域の日韓交流の拠点として、たいへん大きな役割を果たしています。

申尚穆さん(元外交官、コラムニスト)
 外交官としての体験に基づいて、日本の文化・歴史を紹介する多彩な執筆活動を展開しており、日本の江戸時代の文化・経済を多角的に解説した著書を執筆される他、日刊紙および総合月刊誌上でのコラムの連載を通じ、韓国社会の日本文化・歴史に対する理解の増進に大きく寄与されています。また、‘日本うどん’専門店のオーナーとして、ソウルの中心街に店舗を構え、日本の食文化の魅力の韓国社会に伝播にも貢献されています。