韓国高校生訪日研修団(第7・8団)(2008.10.28-11.3)

10月28日から11月3日までの6泊7日の日程で韓国高校生訪日研修団(第7・8団)計109名が来日し、研修を行いました。
(第7団団長:権恵善 余明中学校教頭、第8団団長:朴永圭 八達中学校校長)
歓迎式であいさつをする韓国高校生代表(弥栄高校)


全7日間の日程の中で一行が最も期待していた日本の高校訪問が4日目に行われました。今回、訪問をお引き受けくださった神奈川県立横浜旭陵高等学校(第7団)、神奈川県立弥栄高等学校(第8団)の両校とも、日本側生徒が韓国生徒とパートナーとなり授業体験や校内見学を行いました。昼食のお弁当も自由に歓談しながら食事をすることができたため、1対1のより親密な交流ができました。
「好きな歌手など、共通の話題でお互いの好みを知ることができた」
「自由な雰囲気の中にも、生徒の自主性が重んじられており、自立した日本の高校生の姿勢を感じた」
「韓国のように大学へ行くことのみを考えているのではなく、自分の将来の希望にあわせた進路を考えていることに驚いた」
など、韓国高校生たちの感想からもお互いの理解を深められた様子がうかがえました。
京都では古代友禅苑を訪問し、友禅染めによるハンカチ作りに挑戦しました。染めの手順は、着物の柄や金閣寺などの名所が模様になった型紙の上から刷毛で染料を摺り込んでいくシンプルなものです。一見簡単そうですが、染料を薄く重ねることが意外と難しく、四苦八苦した分、完成した時の喜びも一しおでした。
慎重にハンカチを染めていった。刷毛を持つ手の力加減が難しい(古代友禅苑)

「塗り重ねていきながら絵が浮かび上がる様子が美しかった」
「気軽に伝統的な染物体験をしながら、家族へのいいお土産もできた」
「地道な作業を通じて日本の職人の気持ちが理解できた気がする」
など、「自慢の」ハンカチを見せ合いながら感想を述べていました。
<日程>
10月28日(火)
成田空港到着、東京タワー見学、訪日研修オリエンテーション
29日(水)
外務省表敬訪問、歓迎昼食会、江戸東京博物館・浅草寺・仲見世見学
30日(木)
目黒区防災センター、ジブリ美術館見学、学校訪問オリエンテーション
31日(金)
学校訪問(第7団:神奈川県立横浜旭陵高等学校、第8団:神奈川県立弥栄高等学校)
11月1日(土)
新幹線で京都へ移動
ヤクルト京都工場、三休庵宇治茶資料室、平等院見学
2日(日)
古代友禅苑(ハンカチの友禅染め体験)、金閣寺、二条城、ショッピングモール見学、全体ミーティング
3日(月)
関西空港より帰国