韓国大学生訪日研修団(第3・4団)(2008.11.25-12.4)

11月25日から12月4日までの9泊10日の日程で韓国大学生訪日研修団(第3団:人文系専攻、4団:理工系専攻)計40名が来日し、研修を行いました。
(第3団団長:徐承元高麗大学校教授、第4団団長:金重燮 慶熙大学校教授)
上野宋雲院にて日本の伝統文化を体験


一行は東京で研修をスタートし、まず、日本の伝統文化である茶道を体験しました。その後、先端技術館TEPIAや目黒区防災センターなどを見学しました。
TEPIAでは、日本の耐震技術や自然エネルギーに関する展示を見学したほか、コミュニケーションができる生活支援ロボットなどに触れ、日本の先端技術を学びました。
TEPIAでコミュニケーションができる生活支援ロボットを見学

そして、3団が青山学院大学を、4団が千葉大学を訪問し、施設見学や日本の大学生との交流を行いました。
3団が訪問した青山学院大学では日韓の文化や習慣の違いについて、○×クイズやディスカッションを通じて理解を深めました。
研修の中盤では3団は愛媛県今治市、4団は北海道を訪問し、ホームステイと大学訪問を行いました。日本の家庭で過ごした2泊3日間について、「ホームステイを通じて日本家庭の温かさを知った」「今度来るときまでに日本語をマスターして、ホームステイファミリーに恩返しをしたい」などの感想が出ました。
北海道にてホームステイファミリーと対面

地方での大学訪問では、3団が愛媛大学を、4団が北海道大学を訪問しました。4団が訪れた北海道大学では本間利久教授(大学院情報科学研究科)による「アジア-太平洋地域での災害管理システム」に関する講義が行われ、韓国の学生たちは熱心に耳を傾けていました。
研修に参加した大学生たちからは、
「日本の大学生やホームステイ先の人々など、さまざまなひとに出会えて良かった」
「日本には先端技術や文化など見習うべきところが多いと思った」
「以前は近くて遠い国という印象があったが、ホームステイや大学訪問などの交流を通じて、文化的にも近いということを知る良い機会になった」
という声が集まりました。
<日程>
11月25日(火)
成田国際空港着、茶道体験、東京タワー見学
26日(水)
 訪日研修オリエンテーション、講義、歓迎昼食会、TEPIA先端技術館見学
27日(木)
 学校訪問(3団:青山学院大学、4団:千葉大学)
28日(金)
 目黒区防災センター訪問
29日(土)
 地方へ移動(3団:愛媛県、4団:北海道)、ホームステイ対面式
30日(日)
 ホームステイ
12月1日(月)
 大学訪問(3団:愛媛大学、4団:北海道大学)、飛行機で京都へ移動
2日(火)
 奈良見学(法隆寺・東大寺)
3日(水)
 京都見学(金閣寺・二条城・友禅体験、清水寺)、感想報告会
4日(木)
 関西国際空港より帰国