韓国大学生訪日研修団(韓国外交通商部派遣)(2009.9.14-23)

9月14日から23日までの9泊10日間、韓国大学生訪日研修団(韓国外交通商部派遣)計30名が来日し、研修を行いました。
(団長:趙允彗 韓国外交通商部文化交流協力課書記官)
今回は日本事情視察や交流プログラムのほか、9月19日から21日まで東京で行われた「日韓交流おまつり2009inTOKYO」にボランティアとしても参加しました。

「日韓交流おまつり2009inTOKYO」の舞台にボランティアのパフォーマーとして登場した研修団員


中部国際空港に到着した一行は名古屋市内見学の後、岐阜県内や石川県内を訪問し、各地に残る日本の史跡や古い町並みを見学したり、地場産業の体験をしたりしました。
世界遺産の白川郷の訪問では、「東京や大阪には来たことがあるがここは初めて訪れた。絵や写真だけの風景だと思っていた」と驚く学生が多く見られました。
国内シェアの大半を占め、郡上八幡地域の地場産業である食品サンプル作りの体験では、説明を受けた後、真剣なまなざしで、えびのてんぷらやレタスのサンプル作りに取り組みました。

郡上八幡で食品サンプルづくりを体験する
17日からは東京都内に移動し、日本側学生との交流会が行われました。今回は「両国国民間の交流の促進」を主題に、3つのグループ(観光・メディア・ポップカルチャー)に分かれて意見交換の後、グループごとの成果を発表しあうもので、グループごとに活発な意見交換を行う姿が見られました。また、翌日の発表に向け、グループごとに夜遅くまで準備するなど、短い時間の中でも中身の濃い交流が行われました。

グループごとの意見交換
19日と21日は、「日韓交流おまつり2009inTOKYO」に参加し、ショータイムでのパフォーマンス発表や、会場整理などに参加しました。期間中は「シルバーウィーク」の連休中で、会場となった六本木ヒルズは大変多くの人でにぎわいましたが、踊りなど学生たちのパフォーマンスにも大きな拍手が沸きました。また、パンフレットを配ったり、整理を行ったりする学生たちはとても忙しそうに動き回っていました。
21日のフィナーレでは、来場者とスタッフが一緒になって、カンガンスルレ(輪になって踊る韓国の伝統的な踊り)に興じる様子も見られるなど、学生たちも充実した時間を過ごせたようでした。

「冬のソナタ」のワンシーンの再現を披露する研修団員の学生

「おまつり」が終わって
22日には船橋市内と千葉市内を中心に1泊のホームステイを終え、一行は翌23日に無事、帰国の途に着きました。
研修に参加した団員からは、
「今まで知らなかった日本の姿を見た気がする。また来てみたい」「「おまつり」参加は、最初どうなるかと不安だったが、貴重な、よい体験になった」「日本の学生との交流は、短い時間だったがとても楽しく、印象深いものだった」という感想が寄せられました。
<日程>
9月14日(月) 
 中部国際空港着、オリエンテーション
15日(火) 
 名古屋市内見学(名古屋城、トヨタテクノミュージアム)、
 郡上八幡エリア見学(郡上八幡博覧館、古い町並み(水路)散策、食品サンプル作り体験)
16日(水)
 高山・白川郷エリア見学(陣屋朝市、合掌造り民家園)、
 金沢市内見学(兼六園、ひがし茶屋街)
17日(木)
 東京へ移動、講義、日本側学生と対面、歓迎夕食会(主催:外務省)
18日(金)
 日本側学生との交流会(グループ別交流会)、
 韓国大使館および韓国文化院訪問、都内大学キャンパス散策
19日(土)
 日本側学生との交流会(グループごとの発表/総括)、
 「日韓交流おまつり2009inTOKYO」ボランティア参加
20日(日)
 日本科学未来館見学、浅草見学(雷おこし作り体験)、大相撲見学
21日(月)
 「日韓交流おまつり2009inTOKYO」 ボランティア参加
22日(火)
 東京タワー見学、ホームステイ
23日(水)
 成田国際空港より出国