報告 【JENESYS2020】韓国青年訪日団(大学生) 最終回

 2月にスタートした、ソウル・釜山・済州の日本大使館・総領事館選抜の韓国の大学生による「訪日プログラム」の最終回は、これまでの成果発表と大学生訪韓団OBOG会(JKAF)との交流を行いました。
 前半は「東日本大震災」をテーマに、全5回のオンライン交流を通じて学んだことや調べたことなどをパワーポイントにまとめて発表しました。
 地震発生時の国や民間の支援、復興への取り組み、被災後の「防災から減災へ」の意識の変化、自然災害をテーマにした本・ドラマ・映画の紹介、被災地の観光(応援観光、ボランティア観光)など、グループごとにさまざまなテーマを設定し、成果を共有しました。
 後半は同世代交流を行い、JKAFのメンバーとともにアイスブレイクのゲームとディスカッションをしました。討論では日本と韓国で発行されている新聞を準備し、同じトピックについて、お互いの国ではどのように報道されているか、グループに分かれて比較しました。

 ディスカッション後の全体発表では、「国ごとにとらえ方が違うが、客観的に見ることが重要」「お互いの立場を尊重する必要がある」といった意見が挙がったほか、自分たちができることとして「お互いの国に友達を作り、親しくなって信頼関係を構築する」「このプログラムのような日韓交流に参加し、周りの人にも発信していくことが重要」といった意見も挙がっていました。
 難しいテーマでのディスカッションでしたが、今回の交流会を通じて、直接対話をすることの重要性をあらためて感じる学生も多かったようです。

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報告書【JENESYS2020】韓国青年訪日団(大学生)