報告 【JENESYS2021】 第14回アジア国際子ども映画祭(オンラインプログラム)(3日日・4日目(最終日))


 3月8日(火)から始まった「第14回アジア国際子ども映画祭」は後半2日間のプログラムを終え、全日程が終了しました。

 第3日目の15日(火)は、淡路人形座から生中継で人形浄瑠璃を学ぶプログラム。人形の紹介や3人1組で人形を動かす様子などの実演を見せていただいた後、「戎舞」という演目を鑑賞しました。公演後のバックステージツアーでは、普段は見ることのできない舞台装置や床本、舞台から見た客席の様子などについて説明をしていただき、とても貴重な体験となりました。

 最終日の19日(土)の講義では「映画作りのヒント」と題し、東京芸術大学大学院映像研究科の諏訪敦彦教授にお話しいただきました。
 4つの映像資料を鑑賞しながら映画の基本的な構成、カット割りやカメラポジションによる演出の違いなどについて学びました。参加者の中には普段から映像制作を行っている学生もいて、質疑応答では「映画で演出をする際に観客が映画の中の感情と一体となるにはどういう演出をしたらいいか」「映画を製作する際にストーリーを重視するか、もしくは演出を重視するか」といった深い質問も数々出ましたが、先生は1つ1つ丁寧にお答えくださいました。

 この日の最後は同世代交流の時間。日本の高校生と4つのグループに分かれ、各自で制作した自己紹介動画をお互いに見せ合ったり、好きな映画を紹介したりしました。中にはお互いの国の早口言葉に挑戦しているグループもあるなど、約2時間の交流はとても楽しく有意義な時間になったようです。

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