韓国高校生訪韓団 リポート(その2 第3団)


 11月3日から6泊7日間の日程で派遣した、高校生訪韓団150名*のうち、鹿児島県の高校生で構成された第3団(50名)は、「先端技術を専攻する高校生交流(ロボット工学学習者編)」をテーマにソウル特別市と京畿道を訪問しました。

*高校生訪韓団1・2団のレポートは【こちら】

 今年度の高校生交流は相互交流事業として、去る9月に韓国高校生訪日団(第3団)を招へいし、鹿児島県で学校訪問などを行いましたが*、今回の訪韓団では訪日団に参加した水原ハイテク高校とソウルロボット高校を訪問しました。1か月半振りの再会となった日韓の高校生たちは、訪日団の鹿児島訪問以降SNSでの交流を続けていたためか、校門で待ち構えていたバディ(交流パートナー)との再会はとても自然で、まるでよく顔を合わせる間柄のようでした。

*高校生訪日団3団(9月22日~28日)のレポートは【こちら】



 水原ハイテク高校では複動式油圧シリンダーを使った実習やウソ発見器づくりを、ソウルロボット高校では組み立てたドローンを使っての障害物通過実習や、ユニバーサルロボットの基本操作実習等をバディと共に行いました。


 その他、国立果川科学館では生活の質を向上させるための先端技術や様々な自然現象の中で発生している科学原理につい学びました。またハングルの成り立ちや書き方について、毛筆カリグラフィー作家のキム・ヘジンさんから講習を受け、それぞれ思いを込めた文字をハングルで扇子に書き入れました。


 帰国前日には、在韓国日本大使館公報文化院の書記官より、日韓関係についての講義があり、来年2025年は日韓国交正常化60周年であり、日韓関係を大いに飛躍させることが出来る年となること、またお互いを知ることの重要性について学びました。

 成果報告会では「韓国に来なければ知ることのできない部分を知ったと同時に、日本の良さを認識することができた」「ニュースで流れてくる反日報道を見て、韓国に対して怖い印象を持っていたが、実際に来てみると印象がガラッと変わった」「来年は国交正常化60周年を迎えるため、若い私たちがリードしていけるよう努力したい」というような発表がありました。訪韓団にて得た経験を活かし、団員の皆さんが未来に向けてますます活躍されることを期待しています!

韓国高校生訪韓団 第3団  日程表