日韓歴史家会議

日韓歴史家会議は、「日韓歴史研究促進に関する共同委員会」(1997~99年)の提言を受け、日韓両国の歴史研究者が相互理解を深め、交流と協力の輪を拡げる「交流の場」とすることを目的に、2001年にスタートしました。
会議では、地域や時代を限定せず、あらゆる分野の歴史研究者が一堂に会し、歴史学という大きな枠組みの中で幅広い意見の交換を行います。国際歴史学委員会の日韓両国国内委員会を中心にした組織委員会を設けて運営しています。

第19回日韓歴史家会議(2019.11.8-11.10、会場:ソウル・西江大学校)
「海洋/海域と歴史」

11/8(金) 日韓歴史家会議開催記念講演会「歴史家の誕生」
朱明哲(ジュ・ミョンチョル) 韓国教員大名誉教授
「自分は何を営んできた人間なのか」
油井大三郎 一橋大・東京大名誉教授
「脱近代の歴史認識と歴史教育を求めて」
11/9(土) 第1セッション 「海洋/海洋史研究の現況と展望」
司会:朴檀(パク・ダン:西江大)
□報告
「過去10年来の韓国学界における海洋史研究」 河世鳳(ハ・セボン:韓国海洋大)
「海から観た小西行長―その世界観と政治」 上田信(立教大)
□討論
六反田豊(東京大)
都珍淳(ト・ジンスン:昌原大)

第2セッション 「大西洋世界の形成と西欧中心的世界史の成立」
司会 玄在烈(ヒョン・ジェヨル:韓国海洋大)
□報告
「大西洋の観点から「大洋間」観点へ―グローバル・ヒストリーの新たな視角を求めて―」 朱京哲(ジュ・ギョンチョル:ソウル大)
「世界分割(demarcación)の夢」合田昌史(京都大)
□討論
左近幸村(新潟大)
南宗局(ナム・ジョングク:梨花女子大)

第3セッション 「海洋/海域から見た東アジアの歴史」
<司会>都珍淳(ト・ジンスン:昌原大)
「海鼠、鯡、太刀魚-気候変動と清朝漁業紛争の展開-」 金文基(キム・ムンギ:釜慶大)
「近現代日本を海域史で考える」 高江洲昌哉(神奈川大)
□討論
鎌谷かおる(立命館大)
李秀烈(イ・スヨル:韓国海洋大)

11/10(日) 第4セッション「総合討論」
司会:尹炳男(ユン・ビョンナム:西江大)

メンバー

日本側 韓国側
委員長 宮嶋 博史
成均館大学碩座招聘教授(朝鮮史)
裴 京 漢
釜山大学校韓国民族文化研究所 研究教授(中国近現代史)
委 員 飯島 渉
青山学院大学文学部教授(医療社会史)
都 珍 淳
昌原大学校史学科 教授(韓国近現代史)
小田中直樹
東北大学大学院経済学研究科教授
(フランス社会経済史、歴史関連諸科学)
朴 檀
西江大学校史学科 教授(ヨーロッパ現代史、フランス史)

これまでのあゆみ

2001.11.22-24

第1回(ソウル)
主題「1945年以後の日韓両国における歴史研究の動向」

2002.10.18-20

第2回(東京)
主題「世界史の中の近代化・現代化」

2003.10.24-26

第3回(ソウル)
主題「『ナショナリズム』過去と現在」

2004.10.29-31

第4回(東京)
主題「歴史研究における新たな潮流:伝統的知識の役割をめぐって」

2005.10.28-30

第5回(ソウル)
主題「歴史における宗教と信仰」

2006.10.27-29

第6回(東京)
主題「歴史家はいま、何をいかに語るべきか」

2007.11.16-18

第7回(ソウル)
主題「反乱か? 革命か?」

2008.10.31-11.2

第8回(東京)
主題「グローバル・ヒストリーの諸相と展望」

2009.10.30-11.1

第9回(済州)
主題「文化:受容と発展」

2010.10.29-31

第10回(東京)
主題「‘歴史を裁く’ことの意味」

2011.10.28-30

第11回(ソウル)
主題「社会最下層に対する比較史的考察」

2012.10.26-28

第12回(東京)
主題「世界史の中の中国」

2013.10.25-27

第13回(ソウル)
主題「世界史におけるイスラーム」

2014.11.7-9

第14回(東京)
主題「世界史認識における‘アメリカ’の問題」

2015.11.6-8

第15回(ソウル)
主題「植民主義と脱植民主義:世界史的視野から」

2016.11.4-6

第16回(東京)
主題「現代社会と歴史学」

2017.11.17-19

第17回(ソウル)
主題「東アジアの平和思想とその実践―歴史的考察」

2018.11.16-18

第18回(東京)
主題「国際関係-その歴史的考察」

2019.11.8-10

第19回(ソウル)
主題「海洋/海域と歴史」