日韓文化交流基金について

概要

 日韓文化交流基金は、日韓両国民間の文化交流を強化し、相互理解と信頼関係を築くことを目的に、1983年12月に設立されました。以来、両国民間の人的交流及び学術・文化交流を深めるための事業を実施しています。
 特に、青少年交流事業については、日韓両政府の合意により設立された「日韓学術文化青少年交流共同事業体」の日本側事務局として、韓国側と共同で交流事業を行っています。

ごあいさつ

 日韓文化交流基金は1983年12月15日に創立された公益財団法人です。創立以来、日韓間の交流活動に特化した民間団体として、両国国民間の相互理解増進と信頼関係発展のため、各種の青少年交流事業、学術交流、また草の根レベルでの交流を支援する事業等を実施し、努力を重ねてまいりました。
 青少年交流事業では、両国の中・高校生、大学生、教員の相互訪問事業を大きな規模で実施しています。テーマに沿った視察や講義聴講のほか、学校訪問やホームステイ等を通じて参加者が直接触れ合う相互訪問事業は、当基金の事業の中核をなすものであり、これまでに4万名を越す両国の若者が参加しています。
 学術交流では、フェローシップ事業でこれまでに800名以上の日韓の研究者の相手国での滞在研究を支援する等、両国の研究者間のネットワーク構築にも実績を挙げています。
 また「日韓文化交流会議」や、「日韓新時代共同研究プロジェクト」、「日韓歴史共同研究委員会」等、両国政府間の合意により設置された会議・研究プロジェクトの日本側事務局を務めています。
 このほかにも、両国間の草の根交流・芸術交流に対する助成等、各種の事業を通じ、創立以来40年の間、日韓関係の文化・学術的基盤を担う人材の育成や、民間交流の活性化に努めてまいりました。
 この間、両国の関係は大きく変化し、現在では音楽、文学、映画・ドラマ等あらゆる文化に、また互いの政治、経済、社会に関する情報に身近に接することが可能となりました。しかし、個人の関係と同様、身近な存在であっても相手のことを正確に理解することは、なかなか困難なものであり、そのためには互いを知るためのたゆまぬ努力が必要です。
 私ども日韓文化交流基金は引き続き交流事業を展開してまいりますので、このホームページをご覧いただき、当基金の活動について御理解を深めていただければ幸いです。

公益財団法人 日韓文化交流基金

沿革

1983年
財団法人日韓文化交流基金設立
1986年
日韓・韓日合同学術会議(~2001年度)
1989年
日本政府より「日韓学術文化青少年交流事業」を受託

大学生・教員等の招聘・派遣事業開始

フェローシップ事業、助成事業開始

日韓地域間交流促進のためのセミナー開始(~1999年度)

1995年
日本政府より「日韓平和友好計画事業」(1995~2004年度)を受託

図書センター開設(~2010年度)

日韓共同研究フォーラム開始(~2004年度)

翻訳図書出版事業開始(~2008年度)

1999年
第1期日韓文化交流会議発足(~2002年度)

高校生および中学生交流事業開始

「日韓文化交流基金賞」創設

2001年
データベース事業開始(~2011年度)

日韓歴史家会議発足

2002年
第1期日韓歴史共同研究委員会発足(~2005年度)
2004年
第2期日韓文化交流会議発足(~2007年度)
2005年
「日韓友情年2005」公式ウェブサイト運営

第1期日韓歴史共同研究報告書公開

2007年
「21世紀東アジア青少年大交流計画(JENESYS)」開始(~2011年度)

第2期日韓歴史共同研究委員会発足(~2009年度)

2008年
第1期日韓新時代共同研究プロジェクト発足(~2010年度)
2009年
第2期日韓歴史共同研究報告書公開
2010年
第1期日韓新時代共同研究プロジェクト報告書「『日韓新時代』のための提言-共生のための複合ネットワーク構築」公開

第3期日韓文化交流会議発足(~2012年度)

2011年
第2期日韓新時代共同研究プロジェクト発足(~2013年度)
2012年
公益財団法人日韓文化交流基金へ移行

第3期日韓文化交流会議「提言」を両国政府に提出

2013年
「JENESYS2.0」開始(~2015年度)

創立30周年記念事業実施

第2期日韓新時代共同研究プロジェクト報告書公開

2015年
日韓国交正常化50周年記念事業実施
2018年
「日韓文化・人的交流推進に向けた有識者会合」開催(計4回の会合の後、外務大臣に提言を提出)

「『日韓パートナーシップ宣言』20 周年記念シンポジウム」開催

2020年
新型コロナウイルス感染症の影響により各種事業をオンラインで実施(青少年交流、講演会シリーズ、「日韓交流おまつり」への参加など)
2023年
創立40周年

役員

会長

古賀 信行
野村ホールディングス株式会社 名誉顧問

理事長(常勤)

鹿取 克章
元駐インドネシア大使

理事

戸塚 進也
元掛川市長
元衆議院議員
吉田 光男
東京大学名誉教授
放送大学名誉教授
西澤 豊
新聞通信調査会理事長
元時事通信社社長
久保田 政一
日本経済団体連合会副会長・事務総長
佐々木 聖子
入管協会業務執行理事

監事

久保 直生
公認会計士
税理士

評議員

伊藤 亞人
東京大学名誉教授
佐藤 俊行
前国際公共放送(PBI)事務局長
元NHK国際放送総局特別主幹
平田 オリザ
劇作家
演出家
芸術文化観光専門職大学学長
中島 透
元ソウルジャパンクラブ理事長
太田 誠
日本経済団体連合会21世紀政策研究所参与
武井 一
高校教員
高麗 文康
高麗神社宮司
柄 博子
東京外国語大学監事

顧問

内田 富夫
元日韓文化交流基金理事長
小野 正昭
前日韓文化交流基金理事長

所在地

最寄り駅 JR中央・総武線水道橋駅 東口・西口より徒歩3分
都営三田線水道橋駅下車 A2出口より徒歩4分
成田空港から ○JR成田エクスプレス利用時 約1時間30分所要
成田空港駅(成田エクスプレス)→東京駅、JR中央・総武線に乗換、東京駅―(途中、御茶ノ水駅で中央・総武線各駅停車に乗換)→水道橋駅○京成スカイライナー利用 約1時間15分所要
成田空港駅(京成スカイライナー)→日暮里駅、JR山手線に乗換、日暮里駅―(途中、秋葉原駅にてJR中央・総武線に乗換)→水道橋駅
羽田空港から 約55分所要
羽田空港駅(東京モノレール)→浜松町駅、JR山手線に乗換、浜松町駅―(途中、秋葉原駅にてJR中央・総武線に乗換)→水道橋駅
東京駅から 約15分所要
東京駅―(JR山手線、秋葉原駅にてJR中央・総武線に乗換)→水道橋駅