韓国大学生訪日研修団(第1・2団)(2008.10.14-23)

10月14日から23日までの9泊10日の日程で韓国大学生訪日研修団(第1・2団)計40名が来日し、研修を行いました。
(第1団団長:金尚顯 嶺南大学校教授、第2団団長:金眞 忠南大学校教授)
エコキャンパスツアーで学生から説明を聞く(武蔵工業大学)


一行は東京で研修をスタートし、まず浅草や六本木ヒルズ、目黒区防災センターなどを見学しました。そして、1団が明治学院大学を、2団が武蔵工業大学を訪問し、施設見学や日本の大学生との交流を行いました。2団が訪問した武蔵工業大学はエコキャンパスを特色としており、学生生活と環境問題への理解を深めました。
韓国の大学生からは「校舎の中に採光を取り入れた設計など省エネの仕掛けがたくさんあった。ちいさな積み重ねがエコキャンパスを実現しているのだと感心した」、「学生だけではなく、教職員や地域住民までを巻き込んで環境保護に取り組む姿がすばらしかった」という声が聞かれました。
研修の中盤では1団は宮崎県、2団は宮城県を訪問し、ホームステイと大学訪問を行いました。日本の家庭で過ごした2泊3日間について、「緑に囲まれた村で酪農体験ができてよかった」「日本人の生活が肌で感じられた」などの感想が出ました。
1団が訪れた宮崎公立大学では、宮崎県の郷土かるたとして有名な「ひむかかるた」大会が行われ、日韓の学生が入り混じり、熱戦が繰り広げられました。韓国の大学生は、これまで学んできた日本語の実力を発揮し、札取りに興じていました。
「ひむかかるた」にチャレンジ(宮崎公立大学)

研修に参加した大学生たちからは、
「日本の大学生がどのような大学生活を送っているのかを垣間見ることができてうれしかった」
「今回の研修を通じて日本という国が身近に感じられるようになった」
「最初は表現の方法が違うため戸惑ったが、日本人の相手を思いやる姿に心が温まった」
という声が集まりました。
<日程>
10月14日(火)
 成田国際空港着、浅草見学
15日(水)
 訪日研修オリエンテーション、講義、歓迎昼食会、六本木ヒルズ見学
16日(木)
 学校訪問(1団:明治学院大学、2団:武蔵工業大学)
17日(金)
 目黒区防災センター訪問
18日(土)
 地方へ移動(1団:宮崎県、2団:宮城県)、ホームステイ対面式
19日(日)
 ホームステイ
20日(月)
 大学訪問(1団:宮崎公立大学、2団:東北大学)、飛行機で京都へ移動
21日(火)
 奈良見学(法隆寺・東大寺)
22日(水)
 京都見学(金閣寺・二条城・友禅体験)、感想報告会
23日(木)
 関西国際空港より帰国