【JENESYS2.0】韓国高校生訪日研修団(第3団)(2014.1.8~14)

JENESYS2.0の一環として「JENESYS2.0」の一環として、韓国国立国際教育院より派遣された韓国の高校生で構成された韓国高校生訪日研修団(第3団)計49名が来日し、1月8日から14日までの6泊7日の日程で研修を行いました(第3団団長:金相敦(キム・サンドン)全南高等学校教頭)。[@pause]一行は、「日本を感じる」という研修テーマの下、滞在中、奈良市でホームステイを行ったほか、学校訪問や文化体験を通して日本の魅力を体感しました。

※1「JENESYS2.0」の概要についてはこちらをご覧ください。

<日程>
1月8日(水)

到着(羽田空港)、オリエンテーション
1月9日(木)
講義、歓迎昼食会、浅草見学、スカイツリー見学
1月10日(金)
学校訪問(関東国際高等学校)、お台場エリア見学
1月11日(土)
奈良へ移動、東大寺見学、ホームステイ対面式
1月12日(日)
ホームステイより集合(夕方)、歓迎交流会
1月13日(月)
奈良市内見学(元興寺、奈良町散策、興福寺、春日大社ほか)
1月14日(火)
関西空港より帰国

 

一行は初日のオリエンテーションに続き、2日目に「地域の魅力発信による地域振興策~ゆるキャラを中心に~」とのタイトルで、明治大学国際教育センター 菊地端夫副センター長による講義を受けました。「くまモン」や「ふなっしー」に代表される「ゆるキャラ」の存在を通して、地域振興のあり方について学びながら、日本と韓国に今後共通する課題について考えるきっかけとなりました。

3日目は、都内にあります関東国際高等学校の訪問です。午前中はさっそく授業に参加しました。同校の外国語科には複数の外国語コースがあり、韓国語を学ぶ生徒も多いのが特徴です。授業体験の後は体育館での歓迎行事が行われ、続いてグループ交流の時間に入りました。日韓混成の8名程度のグループごとに校外に出て、昼食をとりながら都内見学を兼ねた交流を行いました。また、昼食は写真を撮影し、集合した際にグループごとに発表ことになりました。

2時間余りの交流の後、再び集合した一行はグループごとに、どんな昼食をとったのかを紹介したり、散策した際の感想などを述べたりしました。研修団団員は韓国で食べたことのなかった珍しいラーメンについて熱く語ったり、関東国際高の生徒は食の違いについて語った中で驚いたことなどを紹介したりしました。

4日目は奈良へ移動しました。東大寺の見学の後、夕方ホストと対面し、1泊のホームステイが始まりました。

翌日夕方にホームステイを終え、ホスト家庭全体での交流会が催されました。各テーブルではステイ中を振り返りつつ話に花が咲いていました。けっして長くない時間でしたが、団員たちにとっては忘れられない時間となったようです。

6日目は再び奈良市内を見学しました。午前中は元興寺で日本の仏教の歴史について、ご住職より説明を頂きました。奈良町の街並み散策の後、午後は春日大社を見学しました。ちょうどこの日は年中行事の「舞樂」の披露の日で、大陸伝来の由緒ある芸能ということで団員達も興味深く見ていました。最後に本殿で伝統的な参拝の方法を学び、春日大社を後にしました。

研修の最後に行われた感想報告会や研修後に実施したアンケートでは、団員たちから以下のような感想がありました。

・初の海外旅行で、慣れないことだらけの自分にホストの方が寛大に接してくれ、最高のおもてなしをしてくれたことが今回の研修中で一番幸せだった。
・短い時間だったけれど、一緒に笑い、語り合い、ご飯を食べながらお互いを理解し、共感することができた。
・日本は先進的な部分と、伝統的な部分が上手に調和されている文化があると感じた。
・日本人の親切さに心から感動した。
・些細なことまで気遣いを忘れない態度に感動した。
・この研修が自分自身を変えたように、自分が周りの人を変える始発点の役割となり、日韓両国の関係に大きな力になりたいと思った。