【JENESYS2024】韓国青年訪日団(第1~2団)リポート
韓国の高校生等61名が「日本各地のSDGsの取組〜新潟県の事例(農業を中心に)」をテーマに、7/24〜8/1の8泊9日の日程で東京都と新潟県を訪問しました。
東京都内では最初に外務省を訪問し、日韓交流室長より新しい日韓関係についての講義を受けました。午後はJR新大久保駅構内に設置されている故李秀賢氏*の顕彰碑を訪れた後、新大久保駅周辺のフィールドワークを行いました。一行は日本における韓国ブームを目の当たりにして、また、喜んでいる様子でした。
*故李秀賢氏については、こちらのページをご覧ください。
3日目からは新潟県に移動。最初の訪問地である十日町市では、市役所での講義を通じて、農協の食料自給率を上げるための取組や女性営農者のコミュニティ等について理解を深めました。翌日は美人林や星峠の棚田の視察と、地元の方のご指導の下、米粉を使った「笹団子」や「あんぼ」を作る体験をした後、2泊3日のホームステイが始まりました。
ホームステイでは、どのお宅にも温かく迎えていただき、一緒にたこ焼きを作ったり、果物を使った韓国の夏のデザートであるファチェを作ってご家族の方に振る舞ったり、布草履作り体験をする等、たくさんの貴重な経験をしました。
ホームステイを終えた滞在6日目は、津南中等教育学校を訪問し、同世代との交流を行いました。同校の生徒たちによるソーラン節や「オタ芸」の歓迎パフォーマンスに団員たちは大盛り上がり。その後、全員で誕生日当てゲームやフラフープくぐり、さらに少人数に分かれて折り紙やかるた、けん玉など日本の伝統遊びで楽しみながら交流を深めました。
7日目からは新潟市内へ移動。道の駅「新潟ふるさと村」や新潟市歴史博物館みなとぴあを視察し、新潟の歴史や県内の農水産物について理解を深め、有限会社ヤスダヨーグルトや北方文化博物館の視察では食品の加工技術や、農村の食文化を学びました。
帰国前日の成果報告会では、「新潟県の農業の現状を具体的に知り、韓国の現状と関連づけて考えることができて良かった」「新潟県の様々な場所を訪れ、歴史、文化、企業、農業など全般的に学び、体験できた貴重な時間だった」「写真やメディアではなく、直接目で見て講義や説明を聞くことで、より学びが深まり、何より専門家の方の説明が良かった」などの感想が述べられ、一行にとって学びの多い8泊9日となったようです。
韓国青年訪日団(第1~2団)日程表(2024.7.23 掲載)
報告書(日程、写真、参加者や関係者等の感想、参加者によるSNSでの情報発信の実績などを掲載しています)(2024.10.2 掲載)
報道実績
韓国の高校生56人が十日町を学ぶ ホームステイで相互理解深める(十日町新聞 2024年8月1日付)
韓国青年団、SDGs学びに訪日 新潟・JA魚沼 米粉の事例紹介(日本農業新聞 2024年8月23日付)
日本伝統の遊びで交流 津南中学校 韓国の高校生が訪問(新潟日報 2024年8月24日付)