報告 【JENESYS】 韓国大学生訪日団(第1~2団)終了

 「日本の平和への取り組みと日韓交流」をテーマに、韓国の大学生80名が6月25日から7日間来日し、首都圏および長崎、佐賀、福岡を訪問しました。

 長崎では原爆資料館見学・被爆体験講話・韓国人原爆犠牲者慰霊碑視察等を実施しました。中でも被爆体験講話は団員たちの印象に強く残ったようで、「人類の歴史上で二度と原爆が使用されてはならないと強く思った」「思い出すのもつらい記憶であるにも関わらず、私たちが平和の道へ進んでいけるようお話してくださってとてもありがたい」といった感想が聞かれました。


 佐賀訪問は、悪天候で困難な状況でしたが、陶山神社で渡来人陶工の歴史に触れ、名護屋城博物館では日本列島と朝鮮半島の交流史を学びました。

 大学訪問は首都圏と長崎で各団2か所、合計4か所を訪問しました。
 日本の学生は韓国語で、韓国の学生は日本語で話している場面を多く見かけました。団員たちは韓国語が話せる日本人学生の多さに驚いていました。いずれの大学も約4~5時間という決して長い時間ではありませんでしたが、キャンパスツアーやディスカッションを通じてすぐに親しくなり、多くの学生が再会の約束をしていました。
 コロナ禍で私たちは、オンラインでできることの可能性を学びました。私たち基金の事業においても、いくつかのオンライン交流にチャレンジし、オンラインがむしろフィットすることもあると感じた次第です。でも今回の大学訪問のような交流であっと言う間に打ち解ける様子を目にすると、生身の人間、やはり直接出会うインパクトに勝るものはないと、改めて実感しました。





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報道実績

【長崎】被爆講話 韓国の大学生が平和学ぶ(6月28日付 長崎国際テレビ)

被爆体験を聞いた韓国の大学生「二度と原爆を使わず平和に」外務省交流プログラムで長崎訪問(6月28日 NBC長崎放送)

文化交流の韓国の大学生 原爆被害について理解深める(6月28日付 NHK「長崎NEWS WEB」)

被爆者の声に触れる 韓国の大学生80人、長崎訪問(7月1日付 毎日新聞)