報告 令和5(2023)年度大学生訪韓団(第1~2団) 終了

 3/10から7日間、50名の大学生たちが韓国を訪問しました。今回の訪問地はソウル特別市、京畿道城南市・高陽市・坡州市、慶尚北道慶州市、釜山広域市と、南に縦断していくコースをたどりました。

 今回のテーマは「日韓交流と韓国の現状理解」。日韓関係についての講義や産業視察、また世界遺産の視察などを通じて、多角的に韓国を知るためのさまざまなプログラムを体験しました。東国大学校とKAC韓国芸術院の訪問では、同世代の若者と交流しました。今回の団員たちの専攻や関心分野はそれぞれ異なりますが、プログラムを通じてたくさんのことを学び、韓国に対する関心もさらに広がったようです。

 在韓日本大使館公報文化院の講義では日韓関係や在外公館の役割について、東国大学校では経済の側面にフォーカスしてさらに詳しく日韓関係について、それぞれ学びました。
*写真は韓国国立国際教育院訪問時と東国大学校訪問時の様子

 特に印象に残ったとの感想が多かったのは、同世代交流とDMZ(非武装地帯)視察。東国大学校とKAC韓国芸術院では、それぞれ全く違うプログラムを体験しました。東国大学校ではキャンパスツアーを行った後、交流会会場で団員それぞれが準備した資料を使って日本の魅力を紹介しながら、対話をメインとした交流となりました。日本食や観光地、おもてなし文化など、さまざまなトピックを紹介しましたが、東国大の学生さんの反応がとても良く、嬉しかったという声が多く聞かれました。

 もう一方のKAC韓国芸術院では在学生からK-popダンスの手ほどきを受け、一緒に踊りながら交流をしました。実際に身体を動かしながらみんなで1つの作品を作りあげる経験はとても貴重で、思い出深いものとなったようです。

 また、DMZ(非武装地帯)は一般的な旅行ではなかなか訪問が難しい場所でもあり、今回、第3トンネルや都羅展望台を実際に訪問してみて朝鮮半島が分断国家であるということを実感したようです。戦争や平和についてあらためて考えるきっかけとなったという感想も多く聞かれました。
 
 帰国前日の成果報告会では、今回の経験を踏まえた各自のアクションプランを発表しました。すでにアクションプランの実行に向け動き始めている団員もいるようで、これからの活動が楽しみです!

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