報告【JENESYS】フォローアップ事業 「JENESYS日韓次世代会議」本会議開催

(2023.2.7)報告書をアップしました。(文末をご参照ください)

(開催報告:2022.12.22掲載)


 12月17日(土)午後、ついに「JENESYS2022日韓次世代会議」が開催されました。

 JENESYSアルムナイ組織Japan-Korea Alumni Forum(JKAF)とKorea-Japan Alumni Forum(KJAF)の協力を経て実現したこの取り組みは、日韓両国のメンバーが集まる東京・ソウルの各会場とその他の地域をオンラインで結び、メインテーマ「ライフステージ」の下、3つのチームが3か月にわたって取り組んだ活動の成果と、それらをまとめた提言の発表を行いました。

【教育チーム】テーマ「日本と韓国の青少年期英語教育改善策:会話能力育成を中心に」
アンケートや文献調査を通じて、①学習者の興味と水準を考慮したコンテンツを活用する教育方法や、②多様な教授方法を活用して持続的に英語に接することができる環境を整え、双方向のコミュニケーションを通じて学習者が体得していく方法について考察した内容が紹介されました。

【労働チーム】テーマ「否定的社内文化調査を通した望ましい労働の提示-上司との問題を中心に」
アンケート調査等を通じて、①社内の水平的な雰囲気づくり、②上司評価システム等に見られる権威的な構造改革、③組織内上層部の意識改革の3点を提案しました。

【老後・福祉チーム】テーマ「年金制度~日本・韓国の若者の意識の違いとは~」
先行研究の調査やアンケートを通じて、①若者自身が将来に対して感じる不安を払拭すべく学んだり策を講じたりすること、②年金制度に関する有識者会議で若者を交えて議論する等、定期的に若者の声を届けるフォームづくりについての提言が発表されました。

 この日を迎えるにあたり、9月から月1回の会合を基本に各チームは断続的にミーティングを重ね、準備を進めてきました。これまでアットホームな雰囲気の中で実施されてきた月1会合とは異なり、本会議では厳粛な雰囲気が漂う中、いずれのチームも3か月間の集大成ともいえる提言を、自信に満ちた様子で発表する姿がとても強く印象に残りました。

 日韓両国の次世代を担う若者の皆さんが手を携えながら、より良い未来のために奮闘した初めての日韓次世代会議は無事に幕を閉じました。
 参加してくださったすべての皆さん、本当にお疲れ様でした。
 またの機会もぜひ、参加してくれると嬉しいです。

 特に運営に携わったJKAF/KJAF実行委員の皆さん、これからも交流をリードする存在として、基金の事業を支えてくれることを期待しています。

 皆様ありがとうございました。

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概要説明資料は【こちら】をご覧ください

準備会合の様子は【こちら】をご覧ください

報告書 【日本語版】 【韓国語版】 (2023.2.7掲載)
(参加者の感想や、対外発信の内容などをまとめました)