報告 【JENESYS2021】 在韓公館選抜 韓国青年オンライン交流プログラム(第3回)


 3回目となる2月19日(土)のオンライン交流プログラムは大学生参加者を対象に成果報告会と、日本の同世代との交流会を実施しました。

 成果報告会では今回のテーマ「東日本大震災から10年、被災地復興視察」を振り返り、1人ずつ感じたことや成果について発表を行いました。

 「報道でしか知らなかった東日本大震災の被災地、特に否定的なイメージがあった福島へのイメージが一変した」、「日韓交流の重要性を実感した。今後も交流を続けていきたい」などの感想が多く聞かれました。特に印象的な感想をご紹介します。

 -第1週目の高麗神社視察と外務省の講義を通して、日韓交流の過去から現代までを改めて学ぶことができたと同時に、日韓交流の大切さを改めて実感した。

 -東日本大震災復興ドキュメンタリー映画「一陽来復 Life Goes On」上映後、尹美亜監督が「皆さんが関心を持ってくれることが大事だ」と仰っていたが、私もこれを機に東日本大震災の被災地や被災者の方々を応援する気持ちと関心を途切れることなく持ち続け、周りの人たちにもつなげていきたいと思う。

 -福島に関しては率直なところ否定的なイメージしかなかったが、今回のプログラムに参加し自分が偏狭な視点しか持っていなかったことを反省した。政治的な問題からは離れ、私たちは人として被災者を応援しなくてはいけないと思う。このように自分の視野を広げてくれたプログラムに感謝したい。

 -福島の今の状況を見て、私たちは心を閉ざしてはいけないと思った。福島には韓国が好きな方々も多く、美味しそうなものもたくさんある。福島の方々ともお互い心を開いて交流していきたい。ぜひ福島を実際に訪れたい。

 成果報告会の後は、JKAF(大学生訪韓団OBOG組織)メンバーの企画運営による交流会。「お互いの国の魅力を発信しよう」をテーマに、参加者たちは12の小グループ毎に自分の住んでいる地域のお薦めしたい場所などを、写真や動画などを交えて互いに紹介しました。

 どのグループも終始笑顔があふれ、「紹介された場所をぜひ訪れたい」と応じたり、新型コロナウイルス感染症の影響について率直に意見交換をしたり、質問のやり取りも活発で楽しむ様子が見られました。最後は連絡先を交換して今後も交流することを約束していました。

 次回最終週の2月26日(土)は、高校生参加者を対象に成果報告会と交流会を実施します。

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