報告 JENESYS2020 2021 日韓大学生オンライン交流『みんなおいでよ(어서와)』(5月29日)

 2回目の5月29日は、プログラムのテーマである「両国の生活の様子と文化の比較」に関連した2つの講義の聴講とソウル市内のオンライン視察を行いました。

 前半の講義「日韓言語行動の理解」では、私たちが普段なんとなく行っている相槌や挨拶、人と話す際の視線の置き場所について、自分自身がどのように行っているか考え、日韓の学生で比較をしました。普段の行動の中にはそれぞれ特有の文化が潜んでいるため、少しずつ違いがあり、それによってミスコミュニケーションが生まれてしまいがちですが、それを防ぐためにはお互いの違いを知った上でコミュニケーションを取ることが大切であるということを学びました。

 後半の講義「日韓都市景観の比較」では、“日本と韓国 それぞれの都市風景”とはどのような風景であるか、また“魅力的な都市風景”とはどのような風景であるのかについて、写真や映像資料を見ながら日韓の学生が共に考えました。東京とソウルでそれぞれ伝統的な建物をリノベーションしてまちづくりに活かしたケースの紹介や、お互いの国の魅力的だと思う風景について学生が発表する場面もありました。
 また、オンライン視察ではソウル市内の様子を紹介しました。伝統家屋を生かした街並みの仁寺洞(インサドン)や益善洞(イクソンドン)を中心に行った視察は、講義の内容ともリンクしており、リノベーションされた建物がカフェや雑貨屋などになり、若い人がたくさん訪れるような場所となっていることも画面を通じて知ることができました。

 次回は6月26日の予定です。今度は日本国内の視察を行います。

<関連記事>
第1回(5月22日)
第3回(6月26日)
第4回(7月3日)