日韓文化交流基金では、隣国の同世代をはじめ世代を超えた多様な人々と交流することで、国境を越えた国民同士の信頼関係を深めることを目的とした、大学生や教員、高校生等を対象に訪日団の招へいおよび訪韓団の派遣事業を実施しています。
主に日本政府から委託を受け、在韓日本大使館、在釜山・済州総領事館、韓国側からは国立国際教育院などの協力を得て事業を実施しています。

2014(平成26)年度 青少年交流事業実績

2014(平成26)年度は、JENESYS2.0プログラムの一環として、大学生・教員等交流、中高生交流、日韓交流ユースカップ2014、日韓交流おまつり関連事業、青少年映画交流事業、テーマ別委託事業のほか、韓国青少年囲碁交流訪日団などを実施しました。

*26年度の青少年交流事業は、416日に発生したセウォル号事故の影響により、韓国内で研修・出張旅行を自制する指示が下されたため、5月及び6月に実施の予定であった招聘事業(教員研修団(14団、80名)と中学生研修団(14団、200名)が中止となった。

(1)大学生・教員等交流

(ⅰ)派遣 合計5団体110名(団長・引率を含む)

No. 団 体 名 人 数 期 間
1 日本大学生訪韓研修団(外交部招聘) 30 平成26910日~19
*滞在中開催の「日韓交流おまつり2014 in SEOUL」にも一部参加
2 日本教員訪韓研修団(1) 20 916日~25
3 日本教員訪韓研修団(2) 20 11月18日~27
4 日本大学生訪韓研修団(1) 20 平成27年 33日~12
5 日本大学生訪韓研修団(2) 20 317日~26

 

(ⅱ)招聘 合計13団体476名(団長・引率を含む)

No. 団 体 名 人 数 期 間
1 在韓公館選抜事業 韓国青年訪日研修団(1)(2)(3) 110 平成26729日~87
2 韓国大学生訪日研修団(1)(2) 59 930日~109
3 韓国大学生訪日研修団(3)(4) 58 10月21日~1030
4 韓国大学生訪日研修団(外交部派遣) 30 11月4日~13
5 在韓公館選抜事業 韓国青年訪日研修団(1)(2)(3) 109 平成27 114日~123
6 在韓公館選抜事業 韓国青年訪日研修団(4)(5)(6) 110  2月3日~12

 

(2)中高生交流

(ⅰ)派遣 合計4団体200名(団長・引率を含む)

団 体 名 団体数 人 数 期 間
中学生(徳島県吉野川市) 1 50 平成26914日~20
中学生(福島県いわき市) 1 50 10月5日~11
高校生(岩手県) 1 50 10月19日~25
高校生(群馬県) 1 50 11月16日~22

 

(ⅱ)招聘 合計4団体199名(団長・引率を含む)

団 体 名 団体数 人 数 期 間
高校生 4 199 平成261016日~22
11月6日~12

 

(3)その他

(ⅰ)日韓交流ユースカップ2014
日韓の高校同士が8つの日韓混成チーム(1チーム当たり日韓双方15名)を結成し、相手国を訪問しながらサッカーを通じた交流を実施。相手国の文化や社会に触れる交流を通してお互いの魅力を発見し相互理解を深めた。招聘事業では、茨城県水戸市に全チームが集合し、日韓混成チーム同士で、交流の成果を発表するプレゼンテーション・コンテストとサッカー大会を開催し、順位を競い合った。総合優勝は、習志野市立習志野高等学校・坡州高等学校チームに決定。

参加チーム 派遣事業 招聘事業
期間 人数 期間 人数
東北学院高等学校・錦湖高等学校 7月21日~25 15 8月1日~7 15
矢板中央高等学校・富平高等学校 7月24日~29 15 8月1日~7 15
茨城県立竹園高等学校・仁川南高等学校 7月24日~29 15 8月1日~7 15
茨城県立波崎高等学校・中央大学校付属高等学校 7月25日~30 15 8月1日~7 15
常磐大学高等学校・中京高等学校 7月25日~30 15 8月1日~7 15
埼玉県立浦和東高等学校・通津高等学校 7月24日~29 15 8月1日~7 15
習志野市立習志野高等学校・坡州高等学校 7月24日~29 15 8月1日~7 15
山梨県立甲府東高等学校・九里高等学校 7月25日~30 15 8月1日~7 15
120 120

 

(ⅱ)青少年映画交流(アジア国際子ども映画祭参加訪日団)
「アジア国際子ども映画祭IN南あわじ」に参加するため、韓国を含むアジアの15の国と地域から派遣された中高生が、自ら制作した映像作品を携え訪日。訪日期間前半には、埼玉県立芸術総合高校で映像芸術を学ぶ生徒たちと交流し、川越市の蔵造りの街並みを見学した。後半は兵庫県南あわじ市で行われた映画祭本選に参加し、各国・地域から派遣された学生と交流を行ったほか、神戸市内では映画資料館や阪神大震災遺構などを見学した。

実施期間  平成261125日~121
招聘人数  10名(高校生9名、引率1名)
出展作品数 3作品(出展3作品のうち、1作品が法務大臣賞を受賞)

(ⅲ)日韓交流おまつり 関連事業
「日韓交流おまつり2014in SEOUL」に出演する団体を対象とし、出演に関わる費用の支援及びPRブースの出展支援を行った。
合計 482名(引率を含む)

事業名 参加団体(実施主体) 人数 期間
出演団体支援(躍動よさこい) 特定非営利活動法人躍動塾
(
神奈川県)
13 平成26年9月12日~915
出演団体支援(胡屋エイサー) 沖縄市胡屋青年会(沖縄県) 27 9月12日~915
出演団体支援(日本チアリーディング公演) 日本文理大学チアリーディング部(大分県) 40 9月12日~915
出演団体支援 ミス日本グランプリ派遣 2 9月13日~915

*「日韓交流おまつり2014 in SEOUL」にはこの他、前出(1)(ⅰ)の日本大学生訪韓研修団(外交部招聘/30名)が、日本文化紹介等のボランティアとして参加している。

(ⅵ)韓国青少年囲碁交流訪日団
JENESYS2.0の一環として韓国全土から選抜された韓国の大学生棋士が来日し、日本と中国を含めた3か国の大学生による「日中韓大学生囲碁交流2014」に参加し若手棋士同士の交流を行った。このほか、東京ではペア碁協会理事の表敬、日本文化体験、広島では「本因坊秀策囲碁記念館」見学や学校訪問、企業訪問を行った。

実施期間  平成261120日~27
招聘人数  27名(大学生25名、団長1名、引率1名)

(ⅴ)テーマ別事業(委託事業)
JENESYS 2.0の趣旨にそった事業を計画・立案、実施する団体を公募し、審査を経て選定した5団体に事業を委託。
合計 5339名(招聘217名、派遣122名)

事業名(委託先団体名) 招へい期間 派遣期間 招聘人数 派遣人数
(招聘)第21回日韓高校生交流キャンプおよび(派遣)第9回日韓学生会議(一般社団法人日韓経済協会) 7/27-7/31 8/5-8/9 62 17
College of Asia Pacific(日韓米国際共同教育プログラム)「キャンパス韓国」および「キャンパス日本」(九州大学アジア太平洋未来研究センター) 8/22-8/29 8/13-8/22 76 81
21世紀のユース朝鮮通信使―平和への道」(NPO法人日中韓から世界へ) 11/1-11/10 9/11-9/20 26 24
体験を通して学ぶ日本(山梨県) 12/8-12/17 (招へいのみ) 27
静岡のものづくりの歴史と人々の暮らしに触れる旅(静岡市国際交流協会) 1/22-1/31 (招へいのみ) 26